強迫性障害を抱える公認会計士のブログ

強迫性障害で休職・復職を経験した公認会計士が、日々の生活で実施した治療行動を記録しています。

復職2か月目第5週(2019年10月28日~)に実施したこと

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治療

2019年4月に強迫性障害で休職してから、集中治療を経て同年9月に復職し、2か月目第5週に入りました。先週に子供が生まれましたので、この週はいかに早く自宅に帰るかを考えてERPのトレーニングをしていきました。それでは、今週実施したトレーニングを記載していきます。

  • 妻の電話を無視する
  • 仕事の現地集合に遅刻する
  • 仕事中にさぼった
  • チームに貢献する作業より自分の作業を優先した
  • 子供をお風呂に入れた

妻の電話を無視する

仕事中に妻から電話がありました。以前も記載しましたが、妻は電話やLINEへの返信の速さに愛情を感じる人物です。返信が遅いとあとで怒られるのでいつもビクビクしているのですが、この日はお思い切って電話を無視してみました。

仕事の現地集合に遅刻する

会計監査業務はクライアントの支店や工場へ監査に行くことも多く、その時は初めて行く場所で現地集合となります。東京は電車が遅れることがよくあり、初めて行く場所という条件も相まって、監査法人の職員は遅刻する人が多い傾向にあります。私は強迫性障害の特徴で、ルールを厳格に守る傾向があるので、絶対に遅刻しないように集合時間の1時間前に到着する計画で普段移動するのですが、これをやめて集合時間ギリギリに到着する電車に乗りました。目的の駅は急行が停まらない駅だったのですが、誤って急行に乗ってしまい、目的の駅を通り過ぎて結果的に遅刻してしまいました。トレーニングとしてはこれでOKです。

仕事中にさぼった

10月末は中間決算の監査をする頃で、会計士にとっては繁忙期です。クライアントの会議室にこもって毎日延々とPCに向かって作業します。分担をチームのメンバーに割り振って作業するのですが、自分の分担が終了すると他の分担を新たに振られて、正直言って早くやるだけ損になるので、分担が終わったのをばれないようにPCにのぞき見防止シートを貼って仕事に臨みました。強迫性障害の治療の結果、私は集中力が非常に高まり仕事が非常に早く終わるようになっていましたので、毎日15時頃に仕事を終わらせて、残りはばれないように他のクライアントの作業や自宅の粗大ごみ廃棄の手配などをしました。

チームに貢献する作業より自分の作業を優先した

会計監査はチームで作業をしますので、必然的にチームの作業を優先して、自分の作業(先週やり残した仕事の整理や自分が担当している他のクライアントの作業など、その日にやる予定となっていない作業)は残業で対応することが一般的です。チームの作業を早く終わらせても、他のメンバーの未了作業を追加で振られて定時まで自分の作業ができません。これでは定時で帰ることは不可能ですので、こっそり自分の作業を優先して、チームの作業を後回しにすることにしました。さすがに紙の資料を扱っていた場面で先輩に見つかってしまい、注意されました。

子供をお風呂に入れた

先週生まれた赤ちゃんをお風呂に入れました。赤ちゃんは首がすわっていないので、慎重に持たないと顔が水につかってしまいます。かといって持ちやすい姿勢で体を洗うとまんべんなく洗うことができません。失敗することを恐れる強迫観念を持つ私はこのような危険な行為はしたくありません。そこであえて妻に代わってお風呂に入れてみました。

2か月目第5週の感想

先週に子供が生まれましたので、この時期から平日は仕事、休日は妻の実家に行く生活になりました。妻の実家では、あまり気が休まりませんでしたので、仕事でなるべく疲れをためない工夫が必要であると感じました。以後、しばらく仕事の効率化(量と質を求めない)をERPのトレーニングのテーマとして取り上げていくことになります。