復職2か月目第3週(2019年10月14日~)に実施したこと
2019年4月に強迫性障害で休職してから、集中治療を経て同年9月に復職し、2か月目第3週に入りました。毎日新しいことを一つ実施することを目標に日々生活しているうちに、強迫性障害の症状は軽減していき、今まで強迫観念とその対応に明け暮れていた私の頭は負担が大幅に軽減され、仕事への集中力が非常に高まってきました。
このころ、今の会社に転職して6年目となっていますが、初めて集中して仕事に取り組むことができ、毎日が楽しくなってきました。それでは復職2か月目第3週のトレーニング内容を記載していきます。
- 電車で他人に席を譲る。
- 面倒な仕事を他人に任せて定時で帰る。
- 裁判の傍聴に行く。
- 上司に失礼な内容のメールを送る。
- 妻のLINEを無視する。
- 漢字検定の勉強を始める。
電車で他人に席を譲る。
電車で優先席に座っていたところ、目の前に妊婦さんが来られたので席を譲りました。当たり前といえば当たり前ですが、席に座るのを拒否されることもあって、席を譲るのも勇気がいります。
面倒な仕事を他人に任せて定時で帰る。
私は、復職してから決して残業はしない、というルールを作りました。当日の業務が終わりそうになかったので、残りを翌日出勤する職員に引き継いで定時で帰りました。自分の仕事は自分でやりきるのが正しいと信じていましたが、会社はチームで働くものなので、定時になったら他者に譲ればいいですよね。
裁判の傍聴に行く。
毎日新しいことを一つ実施する。という目標のためにスマホで変わった趣味を検索した結果、「裁判の傍聴」が気になりました。霞が関の裁判所に行き、刑事事件の裁判を傍聴しました。私は、強迫性障害や吃音で自分なりに苦しい人生を歩んできたという自負があるのですが、被告人の経歴を検察官が読み上げているのを聞くと、世の中にはもっと大変な状況の人もいるんだなあ、と自分の気持ちが少し楽になるのを感じました。
妻のLINEを無視する。
私は連絡がマメなほうではなく、メールやLINEの返信が遅いです。妻は返信の速さに愛情の深さを感じるようで、返信が遅いととても怒ります。それでもあえてLINEを無視してみました。結局仕事が忙しかったという言い訳をして何とか怒られずに済みました。
漢字検定の勉強を始める。
私の強迫観念は「失敗してはいけない」というものです。学生時代は漢字のとめ・はね、偏と旁の間隔その他フォントの差異など細かいことがとても気になりました。このように強迫観念が強く出ることをあえてやってみることにしました。気になることがあっても、正解が何かを検討せず、自分の判断で前に進む良い練習になりました。
2か月目第3週の感想
冒頭にも記載しましたが、強迫性障害の症状が徐々に軽減されていき、仕事に集中できるようになりました。これまで強迫観念のために仕事に集中できないことが悩みでしたが、これが大幅に解消されて、とても気楽に働けるようになりました。強迫観念が日々生起するのは変わりませんが、おそらく今のような対処方法で問題ないのだと、確信し始めました。