強迫性障害を抱える公認会計士のブログ

強迫性障害で休職・復職を経験した公認会計士が、日々の生活で実施した治療行動を記録しています。

復職第1週目(2019年9月2日~)に実施したこと

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治療

強迫性障害で私が会社を休職してから5か月後の2019年9月2日に、私は復職しました。一般に休職から復帰した人は職場に慣れるまでしばらく時短勤務をすることが多いと思いますが、強迫性障害では、強迫観念が主に暇な時間に生じる傾向にあることから、時短勤務よりもフルタイムで勤務するほうが治療に効果があります。

私は最初の1週間だけ時短勤務にしてもらい、第2週からフルタイムで働くことにしました。強迫性障害の治療の秘訣は、「絶対にやってはいけない」ことをやることです。ここからは、私が復職してからの各週に実施した自主的な暴露反応妨害法(ERP)の内容を紹介していきたいと思います。

  • オフィスで会った職員にあいさつをしない
  • 社内メールの返信を簡素にする
  • 仕事終わりに漫画喫茶に寄る
  • 仕事終わりに風俗店に行く
  • 仕事終わりにダーツをしに行く
オフィスで会った職員にあいさつをしない

倫理感に反することとして実行しました。公認会計士の会社(監査法人といいます)はそもそも人間関係が希薄なので、特に周りは気にしていない様子でした。

社内メールの返信を簡素にする

これも倫理観に反することとして実行しました。丁寧な文章をやめてそっけない内容のメールを送ることにしたのですが、これまた相手は特に気にしていない様子。

仕事終わりに漫画喫茶に寄る

利用したことがなく、システムがわからないお店を敬遠していたので、あえて行ってみました。快適ですが、意外と料金が高いと感じました。

仕事終わりに風俗店に行く

倫理観に反すること、かつ、それまでこの手のお店に行ったことがなくシステムがわからない、ということで行ってみました。入店前はとても緊張しましたが、女の子との会話が楽しかったです。

仕事終わりにダーツをしに行く

人目について恥ずかしい体験をするべく、自宅近くのゲームセンターで一人でダーツゲームをしました。ルールがよくわからなかったのですが、100円で結構なゲーム数遊べたのでお得感がありました。

第1週目の感想

強迫性障害の人はまじめな人が多いのですが、私もそのような非常にまじめな人間でした。とりわけ失敗することを恐れる強迫観念を持つ私は、行動範囲が極端に狭かったので今までの自分がやったことのない行動をとってみることにしました。

今こうして書いてみると世間一般には大したことのない行動ばかりですね。ただ、いずれも初めてのことで不安感がありましたし、やってみた後はあの銀座で踊った時のような「楽しい」という感覚がありました。かつて朝から晩まで強迫行為に疲れ切っていた私は、自分でも信じられないほど毎日楽しく仕事に向かうようになりました。